相続手続きのご案内
相続手続きのご案内
相続は人生の中で、何度もあるものではありません。
何をしたらよいのか分からないと、お困りなのは当然です。
相続で必要な手続きは、人によって様々。
などなど…この中から必要な手続きを選ぶ必要があります。
LINEで、相続手続きの無料自動診断が出来ます。
お気軽にご利用ください。
不動産、預金、証券、自動車などの遺産は、相続人で話し合って分配しましょう。これを、「遺産分割」といいます。
ただ、話し合っただけで終わらないのがやっかいなところ。
名義変更の手続きを、法務局や銀行、証券会社、陸運局でしなければいけません。
そして、この手続きは専門家でも数カ月かかります。必要書類が多すぎるからです。
期限のあるものもありますので、段取りよく進めていく必要があります。
遺産分割のスケジュール例
遺産分割でもめる家族が増えています。
令和2年は、1万2,760件も裁判所へ持ち込まれました。ここ20年で1.5倍に増えた計算です。
弊所のお客様も、5件に1件は何らかのトラブルを抱えています。
家族だけで解決しようすると、
「あの時は多めにもらったんだから…」
「お墓の面倒を見てるんだから…」
と将来に火種を残しがちです。
司法書士などの法律の専門家のもと、遺産分割を行って争いを防ぎましょう。
そして遺産分割協議書と財産目録を、証拠として保存し将来の火種を予防することもできます。
令和2年度に亡くなった1,372,755人のうち、120,372件、約8.8%で相続税がかかりました。
2015年にルールが変わった影響で、一部の富裕層だけに関係のあるものではなくなっています。
相続税の一つの目安は、基礎控除額額です。
基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
遺産の総額が基礎控除額より少ないなら、相続税の心配はありません。逆に基礎控除額より多いなら、相続税がかかる可能性があります。
相続税の申告は10カ月。期限を過ぎると延滞税が加算されます。
相続税が発生しそうか自動診断できます。
ペナルティーのある相続手続き
対象 | 期限 | ペナルティー | |
---|---|---|---|
相続放棄 | 遺産を引き継ぎたくない場合 | 3カ月 | 相続放棄できなくなる |
準確定申告 | 故人が確定申告を行っていた場合 | 4カ月 | 追徴課税 |
相続税申告 | 相続税の納付が必要な場合 | 10カ月 | 追徴課税 |
相続登記 | 遺産に土地、建物がある場合 | 3年 | 10万円以下の過料 |
住宅ローンやマイカーローン、カードローンなど、遺産にローンがあることが分かったら、相続放棄を検討する必要があります。
相続放棄の期限は、3カ月。
放っておくと、あなたが代わりに払わないといけなくなってしまうかもしれません。
実家の名義は変更していますか?
相続登記は2024年4月から義務化されます。
3年以上相続登記を行わないと10万円以下の過料の可能性があります。
実家の土地、建物の登記簿なんて、見たことない人が多いと思います。
しかし、その名義変更がしていないと、あなたが、10万円以下の過料を払わないといけなくなるかもしれません。
専門家の得意分野
司法書士 | 行政書士 | 税理士 | 弁護士 | |
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遺産に不動産がある | ● | |||
遺産に預金、証券がある | ● | ● | ||
遺産に自動車がある | ● | |||
相続税が発生する | ● | |||
相続人に争いがある | ● | |||
相続人に認知症、未成年者がいる | ● | ● |
お医者さんに得意分野があるように、相続の専門家にも得意分野があります。
例えば、弁護士は全ての相続手続きを行えますが、多くは、裁判を中心に業務をしています。不動産登記や相続税申告を行っている方はまれです。
また、多くの税理士は会社の顧問となって仕事を行っています。
税理士なら全員相続税を扱っているわけではありません。
上の表は、各専門家の得意分野をまとめました。
相続人がもめていないなら、司法書士(+相続税が発生しそうな場合は税理士)がベストだと思います。
司法書士は、相続税の経験豊富な税理士を知っていますので、連携して手続きを行ってくれるでしょう。